罪なく斬首された幕臣が、明治日本の海軍と造船業の母体を作っていた。

2027 年の NHK 大河ドラマ 『逆賊の幕臣』 の主人公は、幕末の幕臣・小栗忠順 (おぐり ただまさ)。 2025 年 3 月に発表された情報によると、脚本は安達奈緒子、主演は松坂桃李。 放送年の 2027 年は、ちょうど小栗忠順の 生誕 200 年 にあたります。

歴史の教科書ではあまり扱われない人物ですが、彼の関わった仕事の規模を並べると、驚かされます。 遣米使節として渡米し、ドル金貨と小判の交換比率交渉を最後まで譲らなかった胆力。 横須賀製鉄所 (後の海軍工廠) の建造を主導し、明治の造船・海軍の基礎を作ったその先見性。 その一方で、戊辰戦争では新政府軍に捕らえられ、ろくな取り調べもなく 40 歳で斬首 されています。

この記事では、放送に先がけて、小栗忠順の生年月日 1827 年 6 月 23 日 を 9 占術にかけて、その宿命と早すぎる終幕を読み解いてみます。

※ 読む前に 本記事は、公開されている歴史記録の生年月日に基づく占術判定です。占いと史実を「フレーム」として並べる試みで、霊視や予言ではありません。小栗忠順は故人で、公的記録から確認可能な情報のみ扱っています。

2027 大河『逆賊の幕臣』はどんな話か

2027 年の NHK 大河ドラマ 『逆賊の幕臣』。 2025 年 3 月の発表によれば、主人公は 小栗忠順、主演は松坂桃李、脚本は安達奈緒子。

タイトルの「逆賊」は、明治新政府側から見たときの小栗の立場を端的に表します。 薩長から見れば徳川幕府を最後まで支えた逆賊、徳川側から見れば近代化の最後の砦。 この大河は、明治政府側ではなく 幕府の側から幕末史を見直す 視点で描かれる、と発表されています。 既存の幕末モノとは違う角度で、教科書で語られない側の物語を引き出す作品になりそうです。

小栗忠順とはどんな人物か

小栗忠順 (おぐり ただまさ) は、文政 10 年 (1827 年) 5 月 13 日生まれ、新暦 1827 年 6 月 23 日。 旗本の家に生まれ、若くして勘定奉行・外国奉行・軍艦奉行を歴任した 幕末の超エリート官僚 です。

主な仕事を並べると、こうなります。

年齢 出来事
186033万延元年遣米使節として渡米。ドル金貨と小判の交換比率を巡る交渉で名を上げる。
1862-6435-37勘定奉行を歴任。幕府財政の建て直しに着手。
186538横須賀製鉄所 (後の横須賀海軍工廠) 着工。明治の造船・海軍の母体になる。
186740大政奉還。幕府側の主戦論者として最後まで抵抗。
186840慶応 4 年閏 4 月 6 日、新政府軍に捕らえられ取調べなしに斬首。

明治政府がそのまま引き継いだ「横須賀製鉄所 (= 横須賀海軍工廠)」は、その後の日本海軍力の根幹を担うことになります。 皮肉なことに、新政府が逆賊として斬った人物が作った仕組みが、新政府の海軍を支えた、という構図です。

九星気学 — 二黒土星 (蓄積と基礎の星)

小栗忠順の本命星を計算すると、二黒土星 になります。

九星気学では、二黒土星は 「大地・蓄積・基礎・コツコツ」 を象徴する星。 派手な英雄性ではなく、静かに、地に足を着けて、長く残るものを積み上げる 宿命を持つ、というのが二黒土星のキャラクターです。

小栗の生涯を並べると、これがまさにそのまま当てはまります。 派手な剣豪でも維新の英雄でもなく、勘定奉行や外国奉行といった 裏方の高度な実務 をこなし、横須賀製鉄所という 明治以降も 100 年単位で機能する基盤 を作りました。 二黒土星らしい「目に見えない土台を作る人」という宿命と、史実は綺麗に重なります。

月命星を計算すると、6 月生まれなので 一白水星。 本命星 二黒土星 (土) と月命星 一白水星 (水) の組み合わせは、「土に水が染み込む」=「基礎にじっくり染み込む知恵」という相性。 内面に湛えた水のような柔軟さで、土の基礎を作っていく構造です。

四柱推命 — 丁亥年生まれの命式

小栗忠順の年柱は 丁亥 (ひのと・い)。 丁 = 火の陰、亥 = 水の陽。 「火が水を浴びても消えずに灯り続ける」という、強い意志と粘り強さを示す組み合わせです。

日柱・月柱・時柱の正確な算出には万年暦が必要ですが、ここでは年柱だけからでも、彼の 外柔内剛 の性質が読み取れます。 命式を詳しく出したい方は 四柱推命の命式とは で構造を確認の上、ツールで自動算出するのがおすすめです。

数秘術 — マスターナンバー 11 (先読みの星)

小栗忠順のライフパスナンバーを計算します。

1827 年 6 月 23 日
1 + 8 + 2 + 7 + 6 + 2 + 3 = 29
2 + 9 = 11 ← マスターナンバー、ここで止める
ライフパスナンバー 11

マスターナンバー 11 は数秘術で 「直感のメッセンジャー」「先読みの霊感」 を象徴する数字。 2 (協力) を高次元で体現する数字とも言われます。

小栗が幕府の終焉を見据えながら横須賀製鉄所を建造したのは、明治政府の海軍力が必要になることを 予言的に読み取っていた、と読まれることが多い行動です。 マスター 11 の「見えない未来を見て先に手を打つ」性質と、史実の文字通り符合します。

ちなみに、同じ明治期に活躍した 小泉八雲・節子 (1850 / 1868 年生まれ) も、二人ともライフパスナンバー 11 でした。 明治の混乱期に、文化や基盤を「向こう側」に届ける役割を担った人物に、マスター 11 が複数現れているのは興味深い符合です。

横須賀製鉄所 (1865 年) と運勢の重なり

小栗が横須賀製鉄所の建造を始めた 1865 年、彼は 38 歳。 九星気学的に 1865 年は 八白土星の年。 八白土星は「変化の終点・新しい始まりの起点」を象徴する星です。

小栗の本命星 二黒土星 (土) と、年の八白土星 (土) は同じ五行で、地の力が二重に乗る年。 「基礎を作る」という二黒土星の宿命が、年運の「変化の起点」と重なって、横須賀という巨大基礎事業に結実した、と読めます。 マスター 11 の先読みの霊感も、ここで発動した形です。

1868 年の終幕 — 大運の節目

小栗の没年 1868 年、享年 40。 近代化の総決算が見える一歩手前で、新政府軍に捕らえられ、取り調べもないままに斬首されています。 場所は上野国の権田村 (現在の群馬県高崎市)。

四柱推命の大運的にも、40 歳前後は人生の 大きな節目 が来やすい年齢。 二黒土星の本命星にとって、ちょうど運勢サイクルが大きく転じるタイミングと重なります。 そして 1868 年は明治政府の元年 — 個人の運勢と、時代の運勢が同時に転換した瞬間に、小栗の人生は終わりました。

ただ、彼の作った横須賀製鉄所はそのまま新政府に引き継がれ、明治の海軍力の中核として 100 年以上機能し続けます。 本人の命は 40 年で終わっても、「基礎を作って残す」という二黒土星 × マスター 11 の宿命は、形を変えて生き続けた、というのが小栗忠順の物語のもうひとつの読み解きです。

まとめ

  • 小栗忠順 = 2027 大河『逆賊の幕臣』の主人公、生誕 200 年
  • 本命星 二黒土星 (蓄積と基礎) + 月命星 一白水星 = 「土に水が染み込む」基礎人物
  • 四柱推命の年柱 丁亥 = 火と水、外柔内剛の宿命
  • ライフパスナンバー 11 (マスター) = 先読みの霊感、明治期の小泉八雲・節子と同じ数字
  • 1865 年横須賀着工は本命星と年運が重なる大きな運勢のピーク
  • 1868 年の処刑は 40 歳の大運の節目と時代の転換が重なった瞬間